充実の医療共済　年齢で変わらぬ掛金

国公労新聞1646号（2025年6月25日号）

　国公共済会の医療共済は、入院給付だけでなく、病気やケガで仕事を休んだときの休業加療給付、ケガで通院したときや、日帰りで手術を受けたときには見舞金の給付があります。

家族も安心

　加入できるのは、健康告知基準に該当しない組合員本人と配偶者、同一生計の未婚の子。口数は1口から20口まで、ご本人と同口数まで加入できます（3歳未満は2口が上限）。保障額については表をご参照ください。
　掛金は月額1口100円で、入院日額500円の保障です。例えば20口加入で入院日額1万円、掛金はたったの月額2千円です。しかも年齢によって変動はありません。

安心の入院給付

　病気やケガによる入院で1日目から給付の対象です。給付日数の上限は、一共済期間（7月1日～6月30日）あたり180日、同一疾病で全期間通算して900日までです。がんや特定疾病等の特約はありませんが、どのような病気やケガでも入院保障の対象となります。たとえば、通常妊娠・出産時の入院は給付対象外ですが、帝王切開や切迫早産などの健康保険が適用される入院は対象となります。

他にはない休業加療給付

　医師の指示に基づく、連続10日以上の休業加療（入院を除く）で1日目から給付対象となります。有給の病気休暇制度のない、または正規職員の制度水準を下回るときの契約者本人（退職者を除く）は、連続5日以上で対象となります。給付日数の上限は、一共済期間で90日、同一疾病で全期間通算して450日まで。思わぬ病気やケガで長期間休職せざるを得なくなったとき、経済的な負担の軽減や心の支えにもなる心強い保障です。

通院や手術の見舞金も

　ケガ通院見舞金は、交通事故以外の不慮の事故によるケガで、入院・休業加療給付に該当しない5日以上の通院が対象となります。子どもの部活動でのケガなども対象となります。
　日帰り手術見舞金は、交通事故以外の傷病による手術で、入院にも休業加療にも該当しない外来手術が対象（歯科手術は除く）です。組合員から要望が多かったことから、2022年7月に新設しました。白内障の手術やポリープ切除術など、日帰り手術が増えている昨今の状況に対応した給付といえます。

どのくらいの保障が

　高額な医療費がかかったとしても高額療養費制度があるので、過度の保障は必要ありません。医療費が1カ月100万円かかったとしても自己負担は9万円程度に抑えられます。ただし、治療費以外に差額ベッド代、食事療養費などの費用がかかるので、健康のリスクが高まる40歳以上の方には、入院日額1万円（20口加入）を確保することをお勧めしています。
　医療共済は、65歳まで継続加入できます。健康告知基準に該当すると加入や増口ができなくなるので、健康なうちに早めの加入をお勧めします。

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