●理事長年頭所感

国民の目・耳・口をふさぐ秘密保護法を廃止しましょう

 国公共済会理事長 宮垣 忠

 新年あけましておめでとうございます。
 1991年4月に国公共済会が設立して以来22年間、「仲間同士のたすけあい」を合い言葉に、「小さな掛金、大きな安心」を実現することにより、加入者から、数多くの「ありがとうの声」が寄せられています。会員数は、現在、組合員の約46%ですが、2016年の国公労連定期大会までの3カ年で会員数を組合員の6割まで増やすことを目標にとりくみをすすめています。助け合い共済である国公共済会の発展のために、引き続き、組合員のみなさんのご協力をお願いします。
 安倍首相は、12月6日の深夜に国民多数の反対の声を踏みにじって秘密保護法案の採決を強行しました。国民の目・耳・口をふさぐ希代の悪法である秘密保護法は、日本国憲法に明記された国民主権、基本的人権、平和主義をことごとく蹂躙する違憲立法です。
 多くの国民と共同して、この秘密保護法を施行させずに廃止するために全力をあげましょう。安倍内閣が、国民の圧倒的多数の慎重審議の声を無視して秘密保護法案の採決を強行したのは、国民の反発を恐れ、それが大きくならないうちに法案を通そうと考えたからです。国会議員の数の力で圧倒しているように見えても、一番、国民の世論・声を恐れているのは安倍自公政権です。そのことに確信をもち、TPPから撤退、秘密保護法廃止、憲法を守る運動を大きく広げていきましょう。