●共済をすべての組合員へ
 加入拡大推進会議で交流・確認

 

 国公共済会は、2月23日に加入拡大推進会議をオンラインで開催しました。全国から役員・担当者など7名が参加。各職場の経験やとりくみの報告を聞き、それぞれで教訓をいかそうと確認しました。

車の両輪で

 九後運営委員長のあいさつの後、千葉事務局長が基調報告で、共済会の現状と共済事業のしくみ、火災共済の組合員へのおすすめポイントなどを説明、国公労連と国公共済会は車の両輪でどちらも強化・拡大していかなければならないと強調しました。また、全労連共済・平澤専務理事より、「民間の生命保険・損保会社等の情勢と国公共済会の違いや優位性について」の報告を受けました。

対話が大事

 3つの単位共済会から、加入拡大の実践報告をしていただきました。全経済特許庁支部・田代さんからは、「日頃の組合員との対話が重要。その中から、それぞれの組合員に寄り添った対応をしていく事に心がけていること」、全労働佐賀支部・大宅さんからは、「共済会の加入拡大には、組合への加入が必要なことから、新規採用者・非常勤職員には分会と協力してきめ細かく加入勧奨を行っている。また、組織強化のために対話を重視し、職場に出向いて組合員一人ひとりとの対話をしていること、そして組織強化・拡大の場面では国公共済会の説明をしていること」、京都国公・桐さんからは、「京都国公共済組合は、国公共済会の設立より先に、1988年当時の情勢(労働戦線再編) の中、組織防衛と組織強化を目的として設立。結成当時は、各単組の財政が厳しく組合員同士の交流が図れなくなっていく中、共済組合の活動費で単組の枠を超えた交流を行い、組織強化を図ってきた。具体的には、毎年バスツアーを企画し、バスの移動中に共済会の学習会を行い、加入拡大を図っている」との報告がありました。

感想から

 参加者からは、「保険業界の情勢を学ぶ機会がなかったので大変有意義でした。また、国公共済会との比較もされていて、メリットについても学べました」「各組織の実践を聞いて、やはり労働組合の基本は組合員との直接の『対話』であることを再認識させていただきました」「現場の活が大変参考になりました。結局は人と人とのつながり、web上の情報提供などだけではなく、リアルに会う、会話することがやはり大切なのだと感じました」などの感想が寄せられました。
 最後に、浅野運営副委員長より、「共済会の意義と目的は、@組合員とその家族の生活と経済を支えること、A組合の組織強化のために、組合の職場活動と財政をささえることに要約される。世の中では自己責任論が押し付けられる中で、扶助・共助の共済会が職場にあることは、かけがえのない大きな財産。後は、フェースtoフェースで加入拡大につなげるとともに国公労連の組織拡大にも活用していくことを確認しあいたい」との閉会挨拶で会議を終了しました。