●組合員の声で実現「日帰り手術見舞金」
 助け合いの輪を広げよう


 組合員のみなさんから寄せられていた「外来扱いの日帰り手術も給付の対象にしてほしい」との声が、医療共済の「日帰り手術見舞金」として実現しました。今年の7月1日から実施です。

入院日数短期化と日帰り手術の増加

 国公共済会では今まで外来扱いの日帰り手術は、入院給付の対象でもケガ通院見舞金の対象でもないため不給付となっていましたが、日帰りでの手術が増えてきていることから給付対象にしてほしいとの声が多く寄せられていました。
 政府は「医療費適正化政策」で入院日数の短期化を進めており、日帰り手術も増えています。また、病院のコロナ感染予防対応の関係で本来入院の予定が日帰り手術に変更されたなどの事例もありました。
 「日帰り手術見舞金」は、他の国公共済会規約の改正と併せて、先月の国公労連第157回拡大中央委員会で承認・新設されました。交通事故以外の傷病による手術で、入院給付、休業加療給付およびケガ通院見舞金に該当しない外来手術(歯科手術は除く)の場合、医療共済1口あたり500円が2022年7月1日以降給付されることとなります。

オススメ 大変有利な医療共済

 国公共済会には特定の手術や成人病、ガンに的を絞った保障はありません。しかし、医療保障は本来どのような病気やケガでも受けられるものが一番役に立ちます。
 国公共済会の医療共済は月額1口100円の掛金で病気やケガによる入院に対して1日目から1日あたり500円の入院給付があり、上限20口まで加入できます。給付日数も一年度(7月1日〜6月30日)につき180日が上限で、同一疾病について通算して900日まで保障します。
 また、入院給付以外の給付として、医師の指示で連続10日以上(有給の病気休暇制度のない退職者以外の契約者本人は連続5日以上)休業した場合に給付される「休業加療給付」があります。精神疾患を含め病気やケガによる休業に対して給付があるのは、民間生保にはない大変有利な制度です。
 さらに、交通事故以外の不慮の事故によるケガで入院給付にも休業加療給付にも該当しない5日以上の通院に対して「ケガ通院見舞金」の給付もあり、7月からは「日帰り手術見舞金」も追加され充実した給付内容となっています。

組合員の要望に応えよりよい制度に

 国公共済会は、営利を目的としない組合員どうしの助け合い事業です。
 「小さな掛金・大きな保障」が実現できているのは、「運営の5原則(自主・民主・原価・公開・連帯の原則)」を守っているからこそ。労働者が主体となって自主的に「組合員が主人公」の立場で運営しているから、今回の「日帰り手術見舞金」の創設も実現できました。
 国公共済会は組合員に寄り添った対応はもちろんのこと、制度自体もより良いものに変えていくことができます。みなさんからの要望をこれからも国公共済会へお寄せください。あなたも国公共済会へ。組合員どうしの助けあいの輪を大きく広げていきましょう。

雪害は火災共済の給付対象です

 年末・年始にかけ全国的に大雪が続き、滅多に雪が降らない地域も含まれていることから広範囲な被害が心配されます。
 国公共済会の火災共済は降雪による建物の被害が給付対象となりますので、被害に遭われた方はご請求ください。