●団体生命共済のおすすめ
〜大切な仲間をみんなで助けよう〜


 国公共済会には方が一に備える生命基本共済の制度とともに、加入者が組織の全構成員の6割を超えると掛金が安くなり、さらに9割を超えると健康告知基準に該当しても加入することができる「団体生命共済」の制度があリます。今回は、あまリ知られていないこの制度を詳しく説明します。

加入方法は

 労働組合の本部・地本・支部・分会のそれぞれの単位で団体生命単位共済会を設立し、代表者が「団体生命共済協定金」を国公共済会に提出します。
 ただし、団体生命単位共済会には2つの設立条件があります。一つは、全構成員の90%以上で20人以上が加入条件の「全員加入単位共済会」で、もう一つは全構成員の60%以上で20人以上が加入条件の「集団加入単位共済会」です。全構成員の60%以上で20人以上が加入することが団体生命単位共済会設立の最低条件となります。
 そして、単位共済会を登録後、加入希望者は「団体生命共済加入申込書」を国公共済会に提出して加入します。
 更新や契約内容の変更は年に一度の継続の時期に行い、年度末に剰余金が出た場合には還元金が支払われます。

大切な仲間のために

 団体生命共済の大きな特長の一つに「全員加入単位共済会では、一律分は建康告知が免除される」という条件があります。
 全構成員の90%以上が団体生命共済に加入することで、病気等が原因で共済・保険に入れない組合の仲問が、団体生命共済の一律分に加入することが可能となります。

保障内容・掛金は

 保障内容は、生命基本共済とまったく一緒で、充実の保障となっています。
 掛金は、団体でとりくむことによって生命基本共済より安くなります。
 生命基本共済の1口月額30円より2円割り引いた28円が基本掛金額となります。加えて、加入者の年齢や年払を選択することによってさらに掛金が安くなります。(※下表参照)

加入口数・条件は

 各単位共済会で定めた一律加入口数(最低5口から)に全員で加入し、希望する場合は一律加入口数の5倍以内の口数を個人上積み分として加入できます。 一律分と個人上積み分をあわせて200口(※61歳以上の方は60ロ)が加入上限となります。
 配偶者と子(生計を一にする末婚の子)は、組合員と同口数の範囲で加入できます。

(加入例)
本人:一律分10口+個人上積み分50ロ
配偶者:60口加入
子ども:60口加入

 このように団体生命共済は、掛金が安いだけでなく、困っている仲問を助けることができる優れた制度です。ぜひ各組織でとりくみを検討してください。
 団体生命共済を検討するときには、加入条件や給付条件等の詳細な内容が記載されている「団体生命共済リーフレット」を必ずご確認ください。