●若いうちに必要な保障は? 〜リスクの大小で考える〜
長い人生の間には「病気やケガ」「交通事故」「火事」などの思わぬ損害が誰の身にも降リかかる可能性があリます。そのリスクに備えるための手段の1つに「共済や保険」があリます。よく「若いうちは保障などいらない、保障にまわすお金などない」といった意見を聞きますが、若いうちからの保障は必要ないのでしょうか。
リスクにも大小が
リスクには「大きなリスク」と「小さなリスク」があり、それぞれ備える手段にも違いがあります。
@大きなリスク
大きなリスクとは「めったに起こらないけど起きた場合にダメージが大きい損失」のことを言います。
「世帯主が亡くなった」「火事で家が全焼した」「車で死亡事故を起こしてしまった」などの損失は、貯蓄でカバーするには金額が大きすぎ、共済・保険による備えが有効な手段となります。
A小さなリスク
小さなリスクとは「ダメージが小さい損失」のことを言います。
「ノロウイルスで入院した」「自転車で転んで通院した」「スノーボードでケガをして入院しした」などの損失は、金額がそれほど高くないので、貯蓄とのバランスを考えて共済・保険の活用を検討します。
リスクに対する備えは?
それでは、実際にリスクに対する備えはどうしたらよいのでしょうか。国公共済会の制度を活用することを前提に考えてみましょう。
@大きなリスクには
まず、本人が亡くなった場合ですが、蓋う人がいなければ、親に迷惑がかからないように「自分のお葬式代程度(200万円)の保障」で十分です。
国公共済会の生命基本共済に20口加入(月掛金600円)することで確保できます。
死亡以外に考えられるリスクに対しては、宿舎や民間マンションを借りる場合は「火災共済」に、自動車を運転する場合には「自動車共済」に、自転車によく乗る場合には「交通災害共済と個人賠償責任補償制度」に加入すれば万全です。
A小さなリスクには
若いうちは病気やケガといった小さいリスクヘの備えがとても重要です。
「自転車やスノーボードといった趣味が豊富」「免許取り立てで運転が未熟」などケガをする要因が多くあります。
また、うつ病などのメンタル疾患は、若くても罹患する可能性が高く、長期の入院・休業となる場合も多く見られます。
いずれの場合にも、若いうちは「貯金がほとんどない」ので医療費を自分で払えず、親に迷惑をかけてしまうケースが考えられます。
国公共済会の医療共済は、病気やケガによる入院だけでなく、医師の指示による自宅安静も給付対象です。
「医療共済10口加入で入院は日額5000円、休業加療は日額2500円が保障」されます。
月々の掛金も1000円ですので、負担も軽くすみます。
国公共済会の活用を
保障は無理をして確保する性質のものではありません。「掛金・保険料の支払いで生活が苦しい・好きなことができない」となっては本末転倒です。
若いうちは「色々なことを体験して社会経験を積むこと」「セミナーに参加したリ資格を取得すること」といった「自分に対する投資がとても重要」です。
保障にかかる支出は、「小さな掛金・大きな保障の国公共済会を活用」してできるだけ減らし、自分に投資ができる機会を多く持つことをおすすめします。
国交労組青年運動推進全国会議で学習会を開催
国公共済会から浅野事務局長が講師として派遣され、青年たちに共済活動の意義や国公共済会の優位性などを説明しました。