●小さな掛金が大きな魅力 医療共済


 今回は万一の病気やケガに備える「医療共済」についての紹介で、民間生保の医療保険に相当する制度です。

特徴は安さと不変の掛金

 医療共済は入院又は休業加療したときに給付する制度です。1口あたりの月掛金は100円(家族も同額)で、仮に10口加入した場合の月掛金は1000円となります。
 また、年齢が上がっても掛金額は上がりませんから、何歳から入っても掛金は同じです。民間生保が加入年齢によって月保険料が大きく上がっていくのとは対照的です。もちろん年一回の還元金があることも大きな魅力です。(前年度は掛金比19・9%を還元)

医療のみの加入もOK

 病気やケガで入院すると高額な医療費が心配になってきますが、実際には「高額療養費制度」の仕組みによって個人が負担する限度額は決まっています。仮に1カ月に100万円の治療を受けても自己負担は約9万円ですみます。ただし、入院した治療費とは別に公的医療制度を使えない差額ベッド代や先進医療の治療などがあります。
 それらを考慮しても、日本ファイナンシャル・プランナー協会の資料では、入院保障は日額5000円から1万円あれば充分である試算されています。ただし、病気のリスクが高まる40代以降は入院日額1万円をお勧めしています。

あなたも「助け合い」の輪に

 国公共済会発足の目的の一つに、組合員相互の助け合い活動で「安い掛金で大きな保障」を実現し、組合員の生活を守ることが掲げられています。
 労働組合の「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という精神は、国公共済会においても同様です。
 あなたも国公共済会に1口でも2口でも入っていただき、助け合いの輪を広げていただくことをお待ちしています。